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【アブラハヤ】油を塗ったような体表を持つコイの仲間!釣る前に特徴を知ろう!

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体表のヌメリが特徴的で艶のある魚体はなんだかとても愛らしく感じてきます。釣りやすさからも初心者が狙いやすい魚の一種です。アブラハヤはザッコ蒸しという郷土料理でも親しまれています。

アブラハヤの名前の由来

体表が油を塗ったようにぬめりがあることが名前の由来です。また長崎県では「アブラハエ」という地方名がありますが、これは「ハヤ」が「ハエ」に訛ったものとされています。

そのほかに徳島県では「モツゴ」、秋田県では「アブラッペ」、福井県では「アブラへ」などの地方名があります。加えて「アナムロ」「アブラモロコ」「アボジャコ」「ヤナギバエ」「ヤマモト」など様々な地方名が存在します。

英語名は「Downstream fatminnow」です。

アブラハヤの生息域

アブラハヤは国内では基本的に本州の青森県から福井県、青森県から岡山県に生息しますが、一部北海道にも生息します。また国外では朝鮮半島日本海側、中国東北部にて生息が確認されています。

もともと本州のみで生息が確認されている魚でしたが、1970年代には北海道でも生息が確認されるようになりました。これは琵琶湖産コアユの稚魚放流に伴って移入された個体と考えられ、200年代には北海道の安野呂川に定着したことが北海道大学の研究グループによって明らかになりました。

主に上流域の身を隠せる淀みや岩場の影に好んで生息しますが、中流域や下流域など淡水域に幅広く生息します。

アブラハヤの特徴

体型はスマートな紡錘形で、体色は黄褐色です。背中側がくすんだ茶色をしており、腹側は白色です。鱗は小さく、小さな黒い斑点が体表に浮かびます。

成魚は最大で15センチメートルほどまで成長する小型の魚です。近縁種のタカハヤやエゾウグイとの交雑を行うことでも知られています。

体表は油を塗ったようにぬめりがあるのが特徴。体側に黒色の縦線が走っており、尻ビレの基底最前部と背ビレ基底後端はほぼ同じ位置にあります。

産卵期は4月~7月で平瀬の砂礫底に群れを成し、集団産卵をする事で知られています。孵化したのち、稚魚は浅く流れの緩やかな場所で群生し成長すると、上流域の淵や淀みに移動します。

アブラハヤに似た魚の見分け方

よく似た種にタカハヤがいますが、比較するとアブラハヤの方が尾の付け根が細く、体側に薄黒い縦状模様があることから見分けることができます。

またウグイにも似ていますが、ウグイが背ビレと腹ビレの基底部が同じ位置であるのに対し、アブラハヤは背ビレの基底部が腹ビレよりも後ろにあることによって見分けることが可能です。

アブラハヤの漁獲法

アブラハヤの釣りはミャク釣りが主な釣法です。ミャク釣りとは、のべ竿を用いてウキなどを使わずに軽いオモリをつけた釣法です。糸の変化や手に伝わる感触によってアタリを感じることができる川魚を対象とした釣法として最もポピュラーなものです

そのほかにはウキ釣りもよく用いられます。アブラハヤは食欲旺盛であることで知られるため、釣りやすく初心者でも簡単に釣れる魚です。

アブラハヤの釣り時期

年間を通して釣ることができる魚で、特に釣りに適した時期はありません。

アブラハヤの餌

雑食性で水生昆虫などの底生生物や付着藻類を捕食します。

アブラハヤを釣った後に気を付けたい事

アブラハヤは鋭い歯やヒレはないので、釣った後に気をつけたいことは特にありません。しかし、川魚特有の寄生虫を体内に持つ可能性があるので食用とする際には注意が必要です。

アブラハヤの食べ方

アブラハヤの身は白身で、骨は柔らかく食べやすい魚ですが内臓が非常に苦いことで知られています。そのため料理を行う際には内臓を取り出した上で、唐揚げや南蛮漬けが好まれます。

川魚の定番料理である塩焼きも主な調理法の一つですが、内臓が非常に苦いためあまり好まれることはないようです。白身は他の川魚に引けを取らないほどしっかりとした味わいで美味。

また秋田県ではアブラハヤを含めて「オイカワ」「ウグイ」「ニゴイ」などを合わせて蒸した「ざっこ蒸し」が郷土料理として有名です。

アブラハヤのおいしい旬

おいしい旬は秋から春とされています。

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