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東北のロックフィッシュの主役「アイナメ」を攻略!

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アイナメ 釣り

上品に言えば、釣りは人間と魚の知恵くらべ、相手を知る事が釣果の重要な鍵です。今回は東北のロックフィッシュの主役「アイナメ」について、釣り人の目線でアイナメの習性とタックルを紹介していきます。

アイナメはこんな魚

アイナメ

アイナメは日本全土に分布し、東京湾以北の太平洋岸、東北、北海道に多い魚です。塩分の薄い磯や水温のやや低い場所を好みます。全長30~40センチ前後。まれに60センチを超える個体もあります。釣り人の間では、35~40cmクラスを「ビール瓶」、50cm越えの大きなサイズを「一升瓶」と呼び。関西では「ボン級」と呼びます。

アイナメを知る事が釣果へと繋がる

魚の習性を知っていれば、魚を釣る事が難しくなくなります。知っておいて損はありません。

▼アイナメの修正などについて詳しく記載しています!

知っておきたいアイナメの食性

アイナメはイソメや甲殻類・小魚まで、射程範囲に入る餌を食べてます。夏前は甲殻類やイソメ類を好んで食べ、初夏はイワシといった小魚も意識し食べ始めます。10月下旬ごろからは、産卵前のシーズンに入り、体力をつけるために好みなく捕食し産卵に備えています。

習性を知りタックルを選ぶ

アイナメは、上からゆらゆらと沈んでくるものに強い反応を示します。ブラクリ仕掛けは上から落ちてくる餌に敏感なアイナメの習性に合わせたものです。ブラクリ同様になるべく軽く、ゆらゆら落ちる仕掛けやルアーがアイナメを釣るには好ましい。

シーズンは2度訪れる

アイナメ釣りのシーズンは年に2回訪れます。ひとつは6月中旬から7月下旬。水温が上昇しベイトとなる小魚が浅場に入り、メタルジグやミノーといったプラグにまでも反応を示すようになります。もうひとつのシーズンは繁殖期を迎える10月下旬から12月下旬。

アイナメは乗っ込みのシーズンを迎え、産卵を前にして食欲旺盛となり、どんな餌にも反応を示すようになります。シーズンに合わせた餌やルアーを使い分ける事が釣果を伸ばす重要な鍵です。

魚の住処を知る

アイナメは、低水温の岩礁地帯を好み、磯の岩礁やテトラポッド、堤防の隙間といった物陰で餌が近づいてくるのをじっと待ち構えています。季節とともに餌を求めて岩礁地帯を移動しています。

魚を知り釣り方を知れば百戦殆うべからず?

習性と釣り方を熟知していれば、釣果が伸びる事は間違いありません。

ヘチ釣り・穴釣り(落とし込み釣り)

アイナメが潜む堤防のヘチ(ふち)やテトラポッドの隙間に仕掛けを落とす釣り方。仕掛けはいたってシンプルでオモリと針のみ。専用の仕掛けとして、ブラクリやブラーといった仕掛けも釣具屋で販売しています。ブラクリよりもユラユラと沈むブラーがアイナメの習性に合っているのでおすすめです。

釣り竿

穴釣り用の竿はコンパクトな方が使い勝手が良い。2mもあれば十分使えます。最近では穴釣り専用ロッドとして1mほどの短い竿を販売しています。短い竿は魚のアタリが分かりやすく合わせやすいため針がかりが良いです。

筆者は6フィート(1.8m)ML(ミディアムライト硬さ)のルアーロッドで代用しています。投げ釣り用でもかまいませんが障害物に潜られて(根に潜られる)しまわないよう強引なやり取りをするため、ある程度の強度をもったルアーロッドを活用しています。

リール

ヘチ釣り・穴釣りにオススメなのは、スピニングリール2000~2500番またはベイトリール200番。2mの釣り竿ならスピニングリールなら2000~2500番、ベイトリールなら100番~200番のサイズがおすすめです。

ライン

根に潜られないよう強引なやり取りをするため、最低3号・12LB(12ポンド:5.4kg)以上の強さのラインは用意しましょう。

アタリの見極め

アイナメのアタリは、最初にコツコツと小さなアタリがあったかと思えば、いきなりゴツンと強いものもあります。小さなアタリは魚の口が小さくて一気に餌を飲み込めず餌を千切っているためです。その時に合わせても針がかりしない事が多いです。

餌が一口で入るくらい大きな魚は、ガツンと一気に大きなアタリを見せます。大きなアタリは針が口の中に入っているため、即合わせしても大丈夫です。小さなアタリがあったらラインを少し送ると針がかりしやすくなります。しかし、大きなアタリを待っていると根に潜られる可能性もあるため、僅かなアタリを見極める事も大事です。

イソメの種類で釣果は変わる

岩イソメ

釣具屋さんで販売している青イソメと岩イソメは、匂いとその持続性に違いがあります。

青イソメは日本で養殖された韓国・中国産のイソメ。その特徴は、匂いが持続する事、安価で購入できる事が一番のメリット。岩イソメは、匂いが強烈で集魚力が高い。しかし、青イソメに比べると匂いの持続性が低い事が弱点。

アイナメには岩イソメの方が効果的です。反応が非常に良く、喰いが渋い時には必需品。

ルアーフィッシング-ロックフィッシュゲーム

岩礁釣り

アイナメといったロックフィッシュ(岩や海藻の隙間に住処にする魚)をルアーで狙うロックフィッシュゲームは、全国各地で大勢の人に楽しまれています。筆者自身学生時代は岩手県の三陸海岸で毎晩のようにルアーを投げてアイナメを釣ってきました。

ロックフィッシュゲームの飽きないところは、様々な魚種が釣れるところ。(アイナメ、ソイ、メバル、カジカ、ギンポ、ドンコ(エゾイソアイナメ)など)その中でもアイナメは50cmを越える大きな魚で、50cm以上にもなると引きづり込まれるような強烈な引きをします。故に人気も高く魅力的な魚です。

ワーム

ルアーフィッシングによく使われるのがアイナメの餌となる甲殻類を模したホッグ系・クロー系のワーム。アイナメ釣りには定番のワームです。サイズも様々ですが、3インチ~4インチ(6㎠~10㎠)が主流。

特に重要視したいのがワームのカラー。棲息する環境や棲息する甲殻類・魚類によって色を選ぶ事が大切です。色によって釣果に大きな差が付くことも…その他にも魚の動きを模したグラブ系ワーム・ストレートワーム・パドルテールワームなどがあります。アタリがない時はこまめにワームの種類・大きさ・色を変えると反応が良くなります。

リグ(ワームをつける仕掛け)

アイナメ釣りではテキサスリグが主流(根がかりしにくいリグでバレットシンカーとオフセットフックを組みわせたもの)。その他にもジグヘッドリグ、ダウンショットリグなど、状況に合わせてリグを使い分ける事が大切になります。

メタルジグ・スプーン

初夏になると餌となるイワシの群れが接岸し、メタルジグやスプーン、ミノーといった小魚を模したルアーの反応するようになります。遠投できて広い範囲を探れるメタルジグがおすすめです。

ロッド・リール

魚が根に潜る事を想定し強引にやり取りができ、尚且つ遠投できる長いロッドとパワフルなベイトリールタックルがおすすめです。
近年では、ロックフィッシュ専用に硬い調子(M~H・ミディアムからハード)の8フィート~9フィート(2.5m~2.8m)のロッドが販売され、モンスターロックフィッシュを意識したハイギアのベイトリールも販売されています。

ライン

磯場等の釣りするならば、擦れに強いフロロカーボンがおすすめ。私は16ポンド(強度7kg)のラインを使用しています。

リフトandフォール

前記でも述べているがアイナメは上から落ちてくるものに興味を示す習性があります。故にリフトandフォールは非常に効果的です。アイナメはフォール中にルアーを食ってくる事が多く、フォール中は魚のアタリに注意が必要です。

テンションフォール(糸を張ってルアーを落とす)をするとラインに出る魚の反応も目視する事もできます。糸を張る事は魚の反応だけではなく、ルアーが地面についた事も感じる事ができるので根がかりを回避する事もできるのです。

アクシデントに備えて

岩礁地帯を好むアイナメは磯場に豊富に棲息しています。大物と出会いたいなら漁港を狙うよりも磯場を狙う方が手っ取り早いです。しかし、磯場はアクシデントが非常に多く、事故の報告も後を絶えません。身を守るのは自分自身です。だからこそ、準備しておくべき安全装備。転倒、転落、落水から身を守るフローティングベスト。濡れた磯場でも滑らないグリップ性能に優れたスパイクシューズ。手袋などを必ず準備しましょう。

ライフジャケット APIA GANNET
当記事筆者が愛用するライフジャケット。機動力と機能性にすぐれ、硬い素材がしっかり身体を守ってくれます。
MAZUME(マズメ) スパイクシューズ  ブラック×レッド
当記事筆者が愛用するスパイクシューズ。強いグリップ力を誇り、岩礁でも動きやすい優れもの

まとめ

魚の習性を知っていれば習性に添ったより良い作戦が立てられます。魚を知り、地形を調べ、どの時期にどの仕掛けの反応が良いなどを自分で研究すれば釣果は上がりますし釣りがよりおもしろくなります。

筆者自身、いろいろ試してきましたが、アイナメが棲息している環境の生物を餌にするのがもっとも効果的でした。逆をいえば、アイナメが棲息している環境の生物にどれだけ近づけるかが釣果の鍵となるのです。

▼アイナメ釣りの関連動画はこちら

この記事を書いた人

雨男
2016年から趣味でルアーメイキングを始める。今では多くの人に愛されるルアーを数量限定で販売!ルアーへのこだわりは誰にも負けません!
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