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見た目はグロテスクだけど実は高級食材!アンコウについて

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アンコウはアンコウ鍋としてよく食べられている魚ですが、一般的なアンコウの正式名称はキアンコウ。私たちは本種ではないものをアンコウと認識していたのです。

本項で解説するアンコウは、市場ではクツアンコウと呼ばれるもののアンコウ科本種の正真正銘の「アンコウ」です。

アンコウの名前の由来

「アンコウ」の名前の由来は諸説あります。一説には大きく口を開けた状態の「あんぐり」を体現した、大きな口が由来とされています。

「アンコウ」の音に「安康(アンコウ)」という同じ読み方をする漢字を当て、それぞれの字に魚へんを加え「鮟鱇」になりました。

ややこしいことに、市場では「クツアンコウ」と呼ばれています。一般的に食用とされている「キアンコウ」や他のアンコウ科の魚との区別をするためにあえて、本種のアンコウをクツアンコウと呼ぶそうです。

アンコウの生息域

アンコウは水深30~500mの海底に生息しています。北海道より南の太平洋、日本海、東シナ海、瀬戸内海など広範囲に分布しています。インド洋や北極海、地中海などにも生息しているようです。

12度を下回る低温は好まず、この水温域ではほとんど生息していません。アンコウと言えば、深海魚というイメージですが、冬になると沿岸の浅い海域にあがってくることがあるそうです。

アンコウの特徴・生活史

アンコウは全長40センチメートル程度。頭が大きく、全体的にぶよぶよしており、褐色の体です。手のような変わった形のヒレを持っており、このヒレを使って這うように海底を移動します。アンコウ本種の決定的な特徴として、口腔内に白い斑紋があります。

アンコウ目はオスよりメスの方が大きく、寿命も長いそうです。

アンコウの産卵期は4から6月頃。産卵の際には水深数十m程度の浅い場所に移動し、リボン状の卵を産みます。

アンコウの釣り

アンコウは産卵期の春や、冬に比較的釣れやすいとされていますが深海魚のアンコウは「底曳網漁」や「延縄漁」で漁獲することが多く、釣り竿で釣れることはほとんどありません。

気を付けたいのが禁漁期間。7月から8月はアンコウの禁漁期間となっており、漁でも釣りでもこの時期にアンコウを狙うのは禁止されています。

アンコウの食材情報

アンコウは歴史的にも有名な高級食材であり、江戸時代には「三鳥二魚」と呼ばれる5大珍味の1つでした。

鱗がないため調理しやすく、骨と歯以外は丸ごと料理に使うことができます。アンコウの身は淡白でカロリーも低くあっさりしていて美味しいですが、特に肝の部分が美味です。脂肪量が多く、高カロリーな食材ですがビタミンB12が多く含まれており貧血に良いとされています。

アンコウの旬

アンコウの旬は12から2月とされています。冬場の低い水温で身がよく締まり、味が良くなってより美味になると云われています。加えて、アンコウの肝臓、いわゆる「アンキモ」は春先の産卵に向けて肥大化するため、最大に肥大している冬が絶品とされています。

アンコウの美味しい食べ方

調理法として最も有名なのは「アンコウ鍋」。歯以外を丸ごと使ってアンコウを食べることができます。肝や胃袋も一緒に煮て食べると美味。

アンコウは捌き方に特徴があり、「吊るし切り」という独特な方法で捌かれます。アンコウの体は水分が多くぶよぶよと柔軟性に富み、またぬめりもあるため、まな板の上ではなかなかうまく捌けません。

そこで、アンコウの下あごをフックに引っ掛けて上からつるし、口から水を注いで腹を膨らませ、皮をピンと張った状態にして捌いています

アンコウのレシピ

アンコウ鍋、どぶ汁、唐揚げ、刺身、ソテー、にして食べると美味しい。

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