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【飼育】小さくて飼育しやすい海水魚「ハオコゼ」特徴や飼育方法について紹介魚とぴ

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毒を持ってて危険なイメージがあるハオコゼですが、つぶらな瞳や色鮮やかな体色などの可愛らしい外見、また、飼育しやすいという理由からペットとしての密かな人気があります。

水族館などでもよく見かけるハオコゼですが、家で飼育するにはどのようなことに気を付けるべきでしょうか。

ハオコゼの特徴や、飼育のために必要な水槽などの設備や注意点などをご紹介します。

ハオコゼとは?その特徴と毒について

ハオコゼはカサゴの仲間。

岩場や潮だまりなど浅場に棲んでいて、時期によって回遊したり、深場に移動したりすることが少なく、基本的には一定の場所に居着いています。

低水温にも強く、極端に水温が下がる時期以外はほぼ年中釣れる魚です。

本州以南の日本全国沿岸部どこにでも生息し、虫エサで「カサゴ」や「キス」などを狙って釣りをしてると外道として釣れることもあります。

ハオコゼの体色は保護色であり、他のカサゴの仲間同様に赤色の個体が多いです。

これは光の波長などの要因で赤色だと周囲からは見えにくいという理由で、海中では赤色になるようです。

また、カサゴの仲間ということで刺身、唐揚げ、煮物などいろんな料理にして美味しい白身魚ですが小さい魚で身が少ないことと、背ビレに毒があるため処理が大変という理由で持ち帰られることは少ないです。

ちなみにこの毒、刺されて死ぬことはないようですが激しい痛みが数日続いたり、酷い場合は吐き気、呼吸困難といった症状がでることもあるようです。

ほかの毒魚同様、ハオコゼは死んでも背ビレの毒がなくなるわけではないので、持ち帰って料理するときなどにも注意が必要です。

揚げたり焼いたりして火を通すと毒は消えますが、火がきちっと通っていない状態で口にヒレが刺さって痛い思いをするのを防ぐためにヒレを切って料理するほうが無難でしょう。

また尾ビレや腹ビレには背ビレほどの毒はないとは言われますが、それでもヒレの先はとがっていて刺さると痛いのは間違いないのでこちらにも気を付けましょう。

ハオコゼを飼育してみよう!

以上のようにハオコゼは釣りの外道で釣れて毒を持ってる厄介者と扱われることが多いですが、冒頭で説明したように実はかわいらしく、飼育しやすい魚です。

ハオコゼが飼育しやすい理由① エサの手間やコストの負担が大きくない!

飼育しやすい理由のひとつとして、野生のハオコゼは肉食性で活きた甲殻類や小型魚類を食べますが、飼育して慣れさせると活餌だけでなく人口飼料も食べるようになるからです。

活餌しか食べない魚だと、餌の準備の手間やコストがかさみますが、人口飼料であれば活餌と比べると安価で日持ちするので比較的負担は少ないと云えます。

ハオコゼが飼育しやすい理由② 環境変化に強い!

続いては、ほかの魚に比べて水温変化や水質変化に強いということです。

水温20度前後がベストと言われますが、上下5度ぐらいの差があっても大きな問題はありません。

水質もそこまでデリケートではないので、最低限の塩分濃度やpHを調整するくらいで結構です。

とはいえ小さな水槽では温度変化が早く、ハオコゼにとっては大きなストレスとなりますので水槽の大きさには注意をしましょう

ハオコゼが飼育しやすい理由③ 入手が簡単!

ハオコゼは、アクアリウムショップで比較的安価で販売されていて、通販で入手することもできます。

またその気になれば波止場などで釣ったものを持ち帰って飼育することも可能です。

ハオコゼは小型魚で大きくても10cmほどまでしか成長しないため、小さな水槽で飼育することができます。

以上のように飼育しやすいのハオコゼ。

実際に飼育するとなるとどのような設備が必要なのか見ていきましょう。

ハオコゼ飼育のために必要な設備

【小見出し】飼育のための必需品① 水槽

ハオコゼ飼育のために必要な設備はまず水槽です。

水槽の大きさは飼育する匹数によりますが、単独飼育であれば30cmほどの水槽でも十分可能です。

もちろん水槽が大きければ大きいほどハオコゼにかかるストレス抑制や水質維持などの点でオススメですが、現実的に可能な範囲で選択しましょう。

飼育のための必需品② 濾過装置

続いて必要な設備としては濾過装置です。

溶存酸素量を確保したり、水質の維持のために必ず必要なものでいろんな種類の濾過装置があります。

一般的であるのが水槽上部に設置する上部フィルターや、底砂の下に敷く底面フィルターなどで、水槽の雰囲気や好みで選択しましょう。

飼育のための必需品③ 水槽用ヒーター

最後に必要なのが水槽用ヒーター、またはクーラーです。

上述の通りハオコゼは水温変化に強い魚ですが、さすがに30度を超えるぬるま湯のような水温であったり、10度を切るようなことがあるような環境での飼育は危険です。

野生で過ごしたことのないような水温ではストレスが大きくかかるため、ヒーターで温度調節をし一定に保たれた水温ならストレスも少なく、長生きしてくれるでしょう。

クーラー、ヒーター機能兼用になっている商品もあるようなのでこのようなものを活用していくといいかもしれませんね。

飼育のための必需品④ 底砂

底砂と書い「ソイル」と呼びます。

ソイルの役割としては、バクテリアなどの住処になることで水質維持や水草の成育にも好影響を与えてくれることにあります。

吸着系ソイル、栄養系ソイルなどいろんな種類のものがありますが、とりあえずはそこまで細かい水質の設定が必要ではないハオコゼ飼育においては見た目の好みで選択しても問題ないです。

ガラス状のものや着色されたものもあり、お洒落なものも多くあります。

ソイルを自分好みに組み合わせて自分好みの水槽が演出できるのもハオコゼ飼育の特権ではないでしょうか

飼育のための必需品⑤ 水草や流木

水槽や流木。これらをレイアウトすることで見た目に雰囲気がでるほか、ハオコゼにとっても身を隠せる場所になります。

ハオコゼは捕食の時以外は、通常外敵から身を守るため岩場などに身を潜める習性があるので、こういった環境があることでストレスの軽減になるでしょう。

飼育のための必需品⑥ 人工海水と比重計

重要なのが、海水魚飼育用の人工海水。

pHや含有養分など海水魚飼育に適した成分が含まれていますので安心です。

更に、この人工海水を作成するときに必要なのが「比重計」または「塩分濃度計」。

比重は水温によって変化するので、最初は「塩分濃度計」での測定が簡単で分かりやすいです。

アナログ、デジタルタイプなどたくさん種類がありますが、少し高価ですがデジタルタイプが使いやすく簡単でオススメ。

ほかに水温計、pH測定器などもあるほうが、安定した人口海水を作るために役立ちます。

※天然採取の海水には有害物質など異物が混入している可能性があるので危険ですし、また市販の食塩で海水を作るのは避けましょう。

ハオコゼの飼育方法 水槽の水換え方法など

以上のような設備がそろい、安定した人口海水ができたらハオコゼ飼育スタートです。

飼育方法としては、ほかの熱帯魚などと基本的には同じです。

日々のエサやりのほかに、水質や水温変化のチェックや、白点病など病気にかかっていないか魚体のチェックなどです。

ちなみに釣りなどで得た野生のハオコゼを飼育する場合は基本的に生きた魚や甲殻類を捕食しているため、最初は人口飼料を食べません。

その場合は活きたエサを用意する必要がありますが、その調達コストや手間がかかるほかに水質維持のためにも、徐々に人口飼料の餌付けをした方がよいでしょう。

アクアリウムショップなどで購入してきた個体の場合はすでに人口飼料の餌付けされている可能性が高いため、この点はお手軽ですね。

飼育においての最重要事項!水質維持

そしてハオコゼ飼育においてエサやりと同等以上に重要なのが水質維持。

上手く水質が維持できればハオコゼが元気に過ごせ、また病気にかかりにくくなります。

理想的なのは、底砂、水草などの組み合わせでバクテリアを上手く定着させることによって、水換えしなくても水質が維持できる環境です。

しかしなかなかそう簡単にいくものではなく、どうしても餌の食べ残しなどの原因で水質が悪化することもあります。

そんな時は水換えで対応しますが、一度にすべての水の入れ換えは避けましょう。

せっかく発生した水質改善してくれる良いバクテリアがいなくなってしまったり、水質の急激な変化によりハオコゼに大きなストレスが掛かってしまいます。

そこで多くても3分の1ぐらいづつの水換えをオススメします。

そして交換する海水も、別の水槽やバケツで水温、pH、塩分など現状の水質にできるだけ合わせた状態のものを事前に作っておきましょう。

これにより水換えによる大幅な環境変化を避けることができます。

ハオコゼ飼育の注意点

ハオコゼは雑食性で、口に入る動く獲物は基本なんでも食べてしまいます。

そのため、基本的には単独飼育が望ましいですが、どうしても複数飼育をする場合はできるだけ近いサイズの個体を選ぶようにしましょう。

また他魚種との混泳にも注意が必要です。

小型の海水エビなどはもちろん、海水魚として定番でハオコゼより小さいカクレクマノミやスズメダイなどは食べられてしまいますので混泳は絶対避けたほうがいいです。

どうしてもいろんな種類の海水魚含め複数飼育したい場合は、できるだけサイズの近い個体に揃えた上で、できるだけ大きな水槽で飼うようにしましょう。

また、サイズが近くても混泳に向いている魚、向いていない魚の組み合わせというものがありますので、アクアリウムショップなどでプロの店員さんに聞いてみるのもいいですね。

最後に飼育の手入れ時の注意点として、減った水分を足すときは真水で行うようにしましょう。

水換え時は海水で問題ないですが、蒸発して減った水分を足すときは、塩分は自然蒸発しないため海水を足すと塩分濃度が上昇してしまいます。

そのため、自然蒸発した水分を追加する時は真水で行い、その都度塩分濃度を必ずチェックするようにしましょう。

まとめ

海水魚飼育といえば高額な飼育コストがかかったり、大がかりな設備が必要!というイメージがありますが、実はハオコゼは初心者でも始めやすい魚なのです。

ハオコゼ自体が小型であるため設備も小型でコストがそこまでかからないですし、水温や水質維持もそこまでデリケートではないため簡単です。

海水魚飼育してみたいけど初心者だからうまく飼育できるか不安、スペースやコストの問題で小型水槽しか導入できないなどの問題があって飼育を諦めていた方にもオススメです。

小さくてつぶらな瞳、そして色鮮やかな保護色をまとったかわいいハオコゼを飼育してみませんか?

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