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脚のような軟条で海底の砂地を歩く魚!ホウボウについて

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ホウボウの基本情報

ホウボウは脚のようなやわらかいヒレ、「軟条」を使って海底を歩く不思議な魚。
市場でよく庶民的な魚だが、江戸時代には「君の魚」と呼ばれ上流階級の者しか食べられない高級魚でした。

ホウボウの名前の由来

「ホウボウ」の名前の由来は諸説あり、一説として海から上がったときに浮き袋を震わせて「グーグー」と鳴くため、それが「ボーボー」に転じて「ホウボウ」と呼ばれるようになったとい云われています。

他にも、脚のような軟条で「方々(ホウボウ)」を這い回る魚という意味で「ホウボウ」と呼ばれるようになったという説などがあります。

青森では「キミオ」、北陸の日本海沿岸では「キミウオ」、山陰では「コトオ」「コト」「コトチ」「コトツ」。
九州では「ホコノウオ」など様々な地域名があります。

ホウボウの特徴・生活史

ホウボウは、赤い体の全長40センチほどの魚。

ホウボウの特徴である水平方向に翼のように広がる緑の胸ビレには青い斑点があり、まるで蝶の羽のような艶やかな色合いをしています。
胸ビレ下に脚のような「軟条3対」を持ち、それを使って海底を這うことができます。

ホウボウは成長が遅い魚で、成魚としての体長40センチに達するまで4年程度かかるとされています。
また、成魚の体は鮮やかな赤色ですが、稚魚は真っ黒。成長と共に色も体の大きさも変化していきます。

産卵期は海域によって異なり、暖かい九州近海では1から4月頃、その他では4から6月頃です。
卵は受精した後4~5日程度で孵化します。

全長2㎝を超える頃には軟条が発達し、この頃には脚を使って海底で生活できるようになります。

ホウボウの生態・住んでいる場所

遊泳時は胸ビレを畳み、体を左右にくねらせて一般的な魚と同じように泳ぎます。
獲物である小さな甲殻類や小魚を探す時には、海底に降りて胸ビレを広げ、脚のような3対の軟条で砂泥底を歩くように動きます。

どうやらこの脚、軟条の先は味を感じることができるようになっており、砂の中につっこんで獲物を探すようです。

ホウボウは北海道より南に分布している魚です。
水深100~200メートル程度の砂泥地を中心に生息していますが、水深600メートルの砂泥地に生息するものもいるようです。

ホウボウの旬と釣り時期

ホウボウは分布地も広く、1年を通して漁獲できます。
餌釣りやルアー釣りが適切とされており、船で水深200メートルほどのポイントまで行くのが良いとされています。

漁としては、ホウボウは海底に生息する魚のため主に底引き網で漁獲されることが多いようです。
ヒラメ、カレイなどと共に漁獲されることがあり、外道扱いされることもしばしば。

ホウボウの食材情報

ホウボウは白身魚でたんぱく質を豊富に含んでいるため、効率よくアミノ酸を摂取できます。
脂肪も少なく、非常にヘルシーな魚です。

ホウボウの美味しい食べ方

鮮度が良ければ、刺身にすると美味。
もっとも一般的なのはホウボウを甘辛く醤油やみりんで煮た、煮付けです。

小骨が多い魚ですが、上質な白身魚なのでどんな調理法でも美味しく食べられます。

ホウボウのレシピ

刺身、煮付け、唐揚げ、塩焼き、鍋料理、干物、にして食べると美味。
アラから出る出汁でアラ汁や、肝や浮き袋も美味しく食べられます。

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