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馴染みのある「カラフトマス」生態や特徴などをご紹介

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カラフトマスの分類と学名

カラフトマスはサケ目サケ科サケ属に属する魚です。

その他サケ目サケ科に属する魚

イトウ。アメマスなどのイワナ屬、コレゴヌス屬、アマゴやギンザケ、サクラマスやサーモントラウトなどサケ属に属する魚。ブラウントラウトやタイセイヨウサケなどタイセイヨウサケ屬

▼仲間のイトウについてはこちら▼

カラフトマスに似た魚の見分け方

サケ類はどれも同じように見えますが、カラフトマスは側線鱗数がサケ・マス類の中でも最も多く、背面や尾びれなどに黒い斑点があるのが見分け方のポイントです。

カラフトマスの特徴

体色は銀白色で、背側は青緑色で腹側は白色です。

繁殖期には体色が変化し、頭部と背側は黒っぽい灰色、体側は赤紫がかった茶色となります。

またオスは口先がとがって上顎が下方に曲がり、背中が突起状に変形する事で知られています。この突起は「セッパリ」と呼ばれ、そのためカラフトマスは「セッパリマス」とも呼ばれます。

川に遡上して産卵する習性を持ちますが、産まれた川に帰ってくる能力「母川回帰性」が弱く、違う川に遡上することも多いです。遡上時期は7月頃で、8月~10月に産卵しその一生を終えます。

同時期にサケ種も遡上して産卵を行いますが、サケの産卵場所よりも流れが速い場所に散乱されることが多く、産卵場所の棲み分けがなされています。また1ヶ所に1000~1500粒ほどの卵を産み落とします。

稚魚は孵化した後、4~5月に海に下り、その後はほとんどが2年で成熟して川へ戻ります。他のサケ類とは異なり、稚魚はパーマークと呼ばれる体色変化が起こりません。

偶数年と奇数年で繁殖する集団が明確に分かれており、カラフトマスは大漁年と不漁年がある事でも知られています。体長40~60センチメートルで、サケ属の中では小型です。

カラフトマスの釣り時期・生息ポイント

北洋に主に生息し、日本では太平洋側では岩手県以北、日本海側では新潟以北および北海道のオホーツク海と根室海峡に流入する河川に生息します。

国外では北極海に面したロシアのレナ川からカナダのマッケンジー川の間、北太平洋、ベーリング海、オホーツク海全域、日本海では朝鮮半島北部など幅広く分布。サケ属の中で最も広く分布する種です。

河川に遡上する時期に多く釣り上げることができるため、7月~9月ごろが釣りに最適の時期です。

カラフトマスの餌

肉食性でオキアミやプランクトン、小魚、イカなどの多足類を捕食します。

カラフトマスの漁獲法

産卵期にルアー釣りで釣り上げる方法が主流です。カラフトマスの釣りは北海道で行うのが定番ですが、「北海道内水面漁業調整規則」によって漁具や漁法の他に、魚種により採捕が禁止されている区域や期間などがあるため、事前の確認が必須です。

かつてはオホーツク海、ベーリング海の「北洋サケ・マス漁業」によって捕獲されましたが、現在は沿岸での定置網漁や遡上してきた個体を捕獲する漁法が主流です。

カラフトマスを釣った後に気を付けたい事

カラフトマスは非常に鋭く尖った歯を持っているので、噛まれないように注意が必要です。

またアニサキスが寄生していることがあります。アニサキスを人間が誤って接種してしまうと、ひどい腹痛や下痢にに悩まされます。
アニサキスは魚の身を細かく切ることや、魚を加熱調理することにより駆除できます。

▼アニサキスの対処法についてはこちら▼

カラフトマスのおいしい旬

おいしい旬は川に遡上してくる夏~秋です。

カラフトマスの食べ方

カラフトマスは身が薄いピンク色をしており、産卵期には非常に脂が乗っていて大変美味です。塩焼きやフライ、ソテーなどにすると、その脂が十分に味わえます。

山梨県では塩漬けにした「塩ます」が根強い人気があり、北海道ではカラフトマスの塩引きもしくは糠漬けを、ダイコンやニンジンと一緒に煮た「三平汁」という郷土料理が有名です。

カラフトマスの名前の由来

日本ではオホーツク海や北海道など樺太周辺でよく漁獲されたことが名前の由来とされていますが、正確なことはわかっていません。岩手県では「サクラマス」、山形県では「アオマス」と呼ばれ、そのほかには「カニマス」「カンマス」「セッパリマス」「ネコマス」などとも呼ばれます。

英語名は「Pink salmon」「Humpback salmon」です。その身がピンク色であることが英語名の由来のようです。

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