【うおとぴ】魚の釣り方から捌き方・料理・おいしい食べ方まで日々配信

魚とぴ(うおとぴ)では釣り、鮮魚、捌き方、料理をめぐる魚に関する情報を発信。

サーモンを捕食!「ネズミザメ(モウカザメ)」寒い海に住む獰猛な魚

更新日:

ネズミザメの特徴

ネズミザメは背中側が黒っぽく、お腹側は白っぽい色をしています。体長は3メートルと非常に大きくなり、外見と狂暴的な性格はホホジロザメによく似ていますが、ギョロっとした黒目が特徴的です

ネズミザメは体温をある程度一定に保つことができるので、とても珍しい特徴だと言えるでしょう。筋肉や血管が特殊な作りになっているため、寒い場所でも体温を海水温より高く保つことができます。

大抵のサメ類が生息できない寒い場所でもネズミザメが生存できるのは、体の構造に秘密があるからなのです。

ネズミザメの釣り時期・生息ポイント

北太平洋、オホーツク海、ベーリング海など、寒い海域に生息しています。春から夏に北上して、寒くなると南下してくることでも知られています。

沿岸、沖合の両方に現れる魚ですが、基本的には沖合にいて、背ビレが出るくらいの表層を泳いでいます。ときどき、水深650〜700メートル程度の深さまで潜ることがあるそうです。

ネズミザメの餌

ネズミザメは魚を捕食する魚食性。サケ、マス、ニシン、ホッケ、サバ、マイワシ、タラ、スルメイカなどを捕食します。サケを食べることから、漁師にとっては害魚とも言われることもあるのだとか。

寒い海に生息するため、これまでネズミザメに人間が襲われた例はありませんが、大型で獰猛なサメなので、人間に対しても攻撃的だと考えられています。

ネズミザメの漁獲法

ネズミザメは延縄、流し網、突きん棒などで漁獲されています。マグロ延縄漁でよく混ざってネズミザメが水揚げされるのだそうです。

主な産地は宮城県気仙沼で、ここでは大量に水揚げされており、全国の出荷量のうち90%程度を気仙沼が占めています。

ネズミザメを釣った後に気を付けたい事

基本的に、ネズミザメは釣りのターゲットにはなっていません。獰猛で攻撃性が強いので、襲われないよう海にリリースするのがおすすめです。

ネズミザメのおいしい旬

ネズミザメは食用とされている魚で流通もしていますが、美味しい旬はよく分かっていません。

ネズミザメの食べ方

一般的にはあまり馴染みのないネズミザメですが、食用としても流通しています。、サメ類の中ではアンモニア臭が少なくクセの無い淡白な味わいなので食用向きとされています。東北地方で「モウカザメ」という別称で親しまれています

肉は練製品などの加工品にされたり、切り身にされたりして販売されています。煮付けやフライなど、加熱調理して食べられるのが一般的なようです。また、ネズミザメのヒレはフカヒレとしても食べられています。

心臓は「モウカの星」と呼ばれており、刺身や酢味噌和えで食べられています。栃木県ではネズミザメの切り身は「モロ」として販売されており、スーパーや鮮魚店にもよく並んでいるのだそう。

ネズミザメの名前の由来

「ネズミザメ」は東京での呼び名です。名前の由来は諸説ありますが、体の色、目、口、頭の形がネズミに似ていることが由来である、とする説が有力です。

東北地方では「モウカザメ」と呼ばれることが多く、これは「マフカザメ」が訛ったものだと言われています。東北地方の代表的なサメ(フカ)であることから、「真フカ」という意味で名付けられたと考えられています。

他にも様々な地方名が存在しています。たとえば、「カドザメ」と呼んでいる地域もあるそうで、ニシンを捕食するから「カド(ニシンの地方名)」が由来になっている、という説などがあります。他にも、「ラクダザメ」「ゴウシカ」といった呼び名もあるのだとか。

英語では「Salmon shark(サーモン・シャーク)」と呼ばれており、サケを食べてしまう迷惑なサメということで、漁師には歓迎されていないことが名前にも現れています。

-魚・食材図鑑
-, ,

Copyright© 【うおとぴ】魚の釣り方から捌き方・料理・おいしい食べ方まで日々配信 , 2019 All Rights Reserved.