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ナイルパーチ|ビクトリア湖の悲劇を招いた超巨大淡水魚!

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ナイルパーチ

ナイルパーチは最大で全長2メートル、体重200キログラムにもなる非常に巨大な淡水魚です。この大きさから生態系の頂点に立つ存在ですが、それ故に輸入でされると在来の生態系に深刻なダメージを与えてしまうことがあり、過去には「ビクトリア湖の悲劇」という大事件を引き起こしました。

ナイルパーチの名前の由来

ナイルパーチは外国に生息する魚で日本には分布していません。英語名の「Nile perch」をそのまま日本語でもナイルパーチとよんでいます。

「Nile」はナイルパーチの原産国のナイル川を意味しており、「perch」はスズキを表しています。ナイルパーチはスズキ目に分類されるので、「ナイル川のスズキ」と特にひねりもなくそのままの名前で呼ばれています。

ナイルパーチの生息域

ナイル川

ナイルパーチはアフリカのナイル川流域に分布している淡水魚で日本には定着していません。

ナイルパーチが引き起こした大事件「ビクトリア湖の悲劇」とは?

ナイルパーチはもともとナイル川が原産の魚ですが、1954年にアフリカ大陸の「ビクトリア湖」に移入されました。

ビクトリア湖への外来種の移入はさまざまなことが懸念されながらも漁業資源を増やすための苦肉の策だったのですが、草食性の生物の多いビクトリア湖ではナイルパーチが食物連鎖の頂点に上り詰めてしまい、ビクトリア湖の生態系が壊滅状態になってしまいました。

かつては生物の宝庫ともいわれたビクトリア湖ですが、ナイルパーチの移入により環境にも経済的にも大打撃を与えてしまったのです。この大きな歴史的過ちを「ビクトリア湖の悲劇」と呼んでいます。

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ナイルパーチの特徴

ナイルパーチ イラスト

ナイルパーチは体長1mほどの巨大な淡水魚です。過去には最大で体長2m、体重200kgにも及ぶ個体が現地で釣り上げられたこともあるそうです。体高があり、スズキやアカメのような体形をしており、光の角度によって眼がオレンジ色に光ります。ナイルパーチは非常に大きな口を持っており、その大きな口で水ごと餌を捕食する性質を持っています。

体が大きすぎて生態系の頂点に君臨

ナイルパーチはとても大きな体のため、生息域内の他の生物から攻撃を受けたり捕食されることがありません。そのため繁殖力が強く、現在では「世界の侵略的外来種ワースト100」にもランクインしています。また、「特定外来生物」にも指定されているため、日本では飼育および生きた個体の輸入を禁止しており、違反者には罰則が与えられます。

ナイルパーチを釣りたい!!

ナイルパーチは、日本に定着していないため、釣りをするなら、アフリカ大陸のナイル川流域かビクトリア湖まで行かなくてはなりません。

海外に出向くのが怖いなぁと感じている方も多いかもしれませんが、なんと海外の釣り専用のツアーを行っている旅行会社は意外とあるのです。興味があったらぜひ、ツアーで出向いてみるのもいいかもしれません。

海外で巨大淡水魚との壮絶なファイトは想像するだけで胸が熱くなりますね。

ナイルパーチは食材として人気!?

フィッシュバーガー

ナイルパーチは、巨大魚のため利用できる身の多さからあらゆる国に食材として輸出されています。特にヨーロッパでの人気が高く、そのまま「ナイルパーチ」という名前でポワレなどにして食べられています。味わいもスズキに似ているため非常に美味なんだとか。

日本にも輸入されており、かつては「白スズキ」という名前で市場に出回っていたようです。現在ではコスパの良さから某ファーストフードのフィッシュバーガーや学校給食の白身魚の原料になっているなんて噂も聞きますが、かなり合理的なのであり得る話ではないでしょうか。

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