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ナイル川からの侵略者「ナイルパーチ」その生態と特徴

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ナイルパーチの特徴

ナイルパーチという魚をご存知でしょうか。本種はスズキ目アカメ科に属する魚で、全長は最大で2メートルを超え、体重も200キログラムになる大型の淡水魚です。

見た目はスズキをそのまま大きくしたように見え、銀色の体色に、スズキ目の魚の共通特徴である大きな口を持っています。下顎が上顎よりも出ているので、しゃくれているような顔をしています。

なんとこの魚、古代エジプトではミイラにされたという記録も残っています。エジプトではナイルパーチを女神の象徴として祀って、街の名前にもなっている地域があるほど神聖視されている魚なんです。

ナイルパーチは非常に強い肉食性で繁殖力も強い為、地域によっては在来種を脅かす外来種としてされており、世界の侵略的外来種ワースト100にも選ばれています。

特に有名なのがアフリカにあるビクトリア湖の事例で、人間の手により持ち込まれたナイルパーチによって、元々あった生態系が大きく崩れた問題は「ビクトリア湖の悲劇」と呼ばれています。

この問題を題材にした「ダーウィンの悪夢」という映画も作られているので、興味があったら観てみてください。

ナイルパーチの釣り時期・生息ポイント

名前の通り、元々はエジプトのナイル川に生息していましたが、現在はチャド川やセネガル川を始めとするアフリカ大陸の河川や、湖などに広く分布しています。

淡水魚なので海まで出ることはありませんが、汽水域でもその姿は見られているようです。春になると産卵の為に浅瀬に上がってきた小魚を狙ってナイルパーチも上がってくるので、狙い目とされています。

また、冬の時期になると産卵の為にナイルパーチが深場に移動するので、大型を狙いやすくなるそうです。

ナイルパーチの餌

生態系の頂点に君臨するナイルパーチは、小魚や甲殻類を捕食しています。

大型になる為、食欲も非常に強く実に様々なものを食べているんだそう。大きく広がる口を使って、周囲の水ごと吸い込むように捕食するそうです。

釣りの餌は、活きた小魚を使用することが多く、釣り上げた魚でナイルパーチを狙う、という方法もあるそうですよ。

ナイルパーチの漁獲法

ナイルパーチを狙う場合は、アフリカ大陸に行かなければなりません。旅行代理店によっては、ナイルパーチ釣りをメインにしたツアーが組まれているので利用するのが良いでしょう。

使用するロッドはライギョ用のロッドやシイラ用のロッドがそのまま使えるようです。ルアー釣りも盛んで、15センチメートルほどのルアーが使用されています。

ナイルパーチを釣った後に気を付けたい事

釣りとなると海外で行うことになるので、どのような寄生虫がいるか分かりません。生食は出来るだけ避けた方が無難だと思われます。

ナイルパーチのおいしい旬

ナイルパーチの旬は春と冬と言われています。

ナイルパーチの食べ方

日本ではあまり馴染みのないナイルパーチですが、実は私たちの食生活に深く関わっています。スズキの代替魚として使われたり、白身魚のフライとして使用されています。

特に、コストが安いことから給食や病院食などでも使われています。ナイルパーチを知らないという方でも、一度は口にしたことがあるかもしれませんね。

白身魚の代替魚として使われる通り、スズキに似た味わいをしています。クセの無い白身で、淡白な味わいを楽しむことが出来ます。

火を通しても固くならない為、フライとして食べられることが多いようです。ふわふわっとした柔らかい食感はとても美味しいです。白身魚なので、バターやオイルとの相性も良いので、ムニエルにしても絶品です。

ナイルパーチの名前の由来

ナイルパーチの名前の由来は、ナイル川に生息しているパーチという意味です。

パーチとは淡水魚のグループを指しています。英名は「Nile perch」で、英名がそのまま和名に使用されている魚です。

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