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ネンブツダイ|口で稚魚を育てるイクメン魚!

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ネンブツダイは「海の金魚」とも呼ばれるとおり、小さいサイズにオレンジ色っぽい体色をした魚です。メスが産んだ卵をオスが自分の口で守るというイクメンパパでもあるんですよ。サイズが小さいので可食部も少ないですが、身は美味しく唐揚げなどにされて食べられています。

ネンブツダイの名前の由来

ネンブツダイはオスが口内保育を行なう特徴があります。卵を口に蓄えてだんまりしている姿が念仏を唱えているように見えることから「ネンブツダイ」と呼ばれるようになりました。

ネンブツダイの地方名

また「アカジャコ」「イシワリ」「イナンカ」「オンシラズ」「ギョウスン」など様々な地方名が存在します。

ネンブツダイの英語名

英語名では「Half-lined cardinal」と呼ばれています。この「cardinal」とは北アフリカに生息する赤い鳥のことを示しており、ネンブツダイとどことなく似ているような気がします。外見の鮮やかさが名前に由来したと考えられます。

ネンブツダイの生息域

ネンブツダイは国内では青森県北金ヶ沢(西津軽郡)、山形県~九州南岸の日本海・東シナ海沿岸、宮城県万石浦、茨城県久慈川河口沖、千葉県館山湾~九州南岸の太平洋沿岸、瀬戸内海、慶良間諸島、宮古島に生息します。

また国外では朝鮮半島南岸、済州島、台湾東北部・南部、浙江省・広東省・江西省、南沙諸島、フィリピン諸島、グアム島、インドネシア、オーストラリア北西岸と非常に幅広く生息します。

水深生息帯は3~100メートルで、沿岸付近に群れて生息し大きな港や小さな漁港、岩場などでよく見られます。沿岸付近に生息するのは水温が高くなる5月からまだ水温が比較的高い11月までとされており、冬場は沖合いの水深10メートル以深のところで群れて生活します。

ネンブツダイの特徴

ネンブツダイは体長は最大で12センチメートルほどにまで成長します。体色は黄色やオレンジなど華やかな色をしており、「海の金魚」とも呼ばれます。この可愛らしい見た目から飼育魚としても好まれているようです。

また頭の先から目の中心を通過するように伸びる縦筋と背びれ部分にある短い縦筋があることや、尾びれ部分にある黒い点が特徴です。頭部には大きな耳石があることも特徴の一つと言えます。

オスが子どもを育てるイクメン魚!

ネンブツダイは口の中で卵を保護するとても珍しい性質を持っています。そのため、夏場繁殖期はペアで群れから外れて縄張りを作ります。卵の保護は基本的にオスが行います。卵を口内に蓄えているときにはオスは顎の下が少し膨らんだ状態となり、一切の食事を行わなくなります。

繁殖期にはオスの方が上唇の先に突起のようなものが突き出るため、これによって見分けることが可能となります。卵を口に含みながら頑張るオスとは裏腹に、メスはまた別のオスとペアーを組み繁殖をするようです。

ネンブツダイの釣りポイント

繁殖期は隠れるところや、縄張りを作りやすいため藻場や岩場、漁港のテトラポッドなど障害物の周りに集まります。夜行性のため、昼間は活動を行うことは少ないです。生息地である堤防や漁港などのポイントで釣ることができ、適した釣法としてはサビキ釣りが挙げられます。そのためネンブツダイを狙う際には夜釣りでサビキ釣りを用いるのが適しています。生息域で年間を通して釣りを楽しむことができる魚です。

ネンブツダイの餌

肉食性で小型甲殻類や動物性プランクトン、小魚などを捕食します。

ネンブツダイの食べ方

ネンブツダイは体が小さいため取れる身も少なく、あまり流通はしていませんが、味は透明感のある白身で柔らかく食べやすいことで知られています。

身をすり身にして味噌や酒で味付けしたあげた「たたき揚げ」や唐揚げがよく食べられているようです。また先述したように多くの地域では捨てられてしまいますが、四国などでは煮干しに加工されたり、徳島県ではそうめんの出汁として用いられたりしています。

また高知県ではネンブツダイやクロホシイシモチを茹で干しにした「はりめ煮干し」が名産品として知られています。

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