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鳥をも襲う孤高の巨大魚「ロウニンアジ」

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ロウニンアジの特徴

スズキ目アジ科のロウニンアジは、アジの仲間の中で最も大きくなる種類で、最大で全長180センチメートル、体重は80キログラムと、成人男性の平均以上にもなる巨大な魚です。

体は扁平しており、体高が高いのでより一層平たい印象を受けます。灰色の体色で、強靭な顎と大きな胸ビレを持っており、目は頭に対して小さいです。

頭部が緩やかな曲線を描いており、アジよりもマダイに似た顏つきとなっています。エラには線が入ったような模様があり、特徴的な顔つきと相まってかなり強面ないかつい風貌をしています。

大型の個体になると、群れをつくらずに単独で生活するとも言われています。最大で2メートルに迫るサイズ感と、見た目通りのパワーから釣り人に非常に人気があり、英名である「ジャイアントトレバリー」の頭文字をとってGTと呼ばれて親しまれています。

その反面、水産業的にはあまり価値がないようで、詳しい生態などはあまり解明されていない魚であったりもします。

ロウニンアジの釣り時期・生息ポイント

ロウニンアジは温かい水温を好む海水魚で、ハワイ諸島などのインド太平洋海域に広く分布しています。

日本近海でもその姿を確認することができ、南日本から沖縄の沿岸部に生息しています。関東地方にもやってくることがあるようですが、冬の寒さに耐えきれずほとんどが死んでしまいます。

水深100メートルまでの浅い場所に生息しており、岩礁帯などを好むようです。3月から11月の本格的な冬以外の時期に釣りで狙うことが可能で、特に初夏の時期が狙い目とされています。

ロウニンアジの餌

旺盛な食欲を持ち、獰猛なロウニンアジは強靭な顎で小魚や甲殻類、イカなどの頭足類を捕食しています。成長に伴い大型になると、小魚を好んで食べるようになるとも言われています。

そして何より驚きなのが、ロウニンアジは鳥を食べてしまうということ。大きくなったロウニンアジは水面に浮かんでいる鳥に襲い掛かって丸呑みにすることがあるそうです。

鳥が魚を食べるのはよく見られる光景ですが、魚が鳥を食べることは中々珍しいのではないでしょうか。釣りではアジなどの小魚を活餌にしての泳がせ釣りで狙うことが多いようです。

ロウニンアジの漁獲法

ロウニンアジは釣りでの人気のターゲットとなっており、活餌を使用した泳がせ釣りやルアー釣りで狙われています。ロウニンアジはとても力強い魚なので、装備は耐久度の高い強靭なものを選びましょう。

ロウニンアジ専用の釣具も販売されていますよ。ルアーを選ぶ際は、ポッパールアーがおすすめです。ロウニンアジは浅い層にいる魚なので、表層付近を狙えるものを用意してくださいね。

ロウニンアジを釣った後に気を付けたい事

ロウニンアジは大型の肉食魚ということで、生態系の上位に位置しています。その為、食べたものが体内に蓄積してシガテラ毒という毒を持つことがあります。特に大型の個体は毒を持つ可能性が非常に高くなるため、釣り人達は釣り上げても食べないでリリースするんだそうです。

シガテラ毒は加熱しても毒性は無くならないので、大型の個体は食べるのは止めておきましょう。目安としては30センチメートル以上の個体は食べないほうが良いようです。

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ロウニンアジのおいしい旬

旬は秋から冬にかけてと言われており、脂の乗りがよくなるとされています。

ロウニンアジの食べ方

ロウニンアジはあまり大きくないものの方が味が良いとされています。透明感のある甘い白身はどんな料理にも合います。

熱を通しても硬くならないので、煮つけなどにしても美味しくいただけますよ。

ロウニンアジの名前の由来

大型の個体が単独で行動することから、浪人に見立ててロウニンアジと呼ばれています。

また、いかつい顔に傷のように見える線が入っていることも浪人と呼ばれる由来の一つとも考えられています。英名では「Giant trevally」と呼ばれています。

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