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【サヨリ】皮目まで美味しい!釣る前に特徴を知っておこう

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春の季語にもなっているサヨリは、「見かけによらず腹黒い人」の代名詞としても使われています。サヨリの腹部の色が黒いことが由来しているようです。

またサヨリはとても短命で、2年程度しか生きられません。

サヨリの分類

ダツ目サヨリ科サヨリ属

サヨリの学名

Hyporhamphus sajori

サヨリの名前の由来

由来は諸説ありますが、サヨリはかつて「ヨリトウオ」と呼ばれており、撚りをかけた糸、「撚糸(よりいと)」から派生しています。サヨリの産む卵は糸状に繋がっており、まるで撚糸のようだと唱えられました。その後サヨリの細い長い体を「狭く長い」という意味を持つ「サ」と表現し、「ヨリトウオ」の略称「ヨリ」がくっつき、「サヨリ」となったといわれています。

サヨリも地方で様々な呼ばれ方をしており、高知では「サイラ」、愛媛や鳥取では「スクビ」、和歌山では「スズ」「ヤマキリ」。大阪では「サエロ」と呼ばれています。

サヨリの生息地

サヨリは沿岸を好み、北西太平洋や日本海、黄海、渤海湾などの陸地近海に分布しています。サヨリ科の他の魚は、淡水域に進入する種が多いものの、サヨリは純淡水域には入らず入っても汽水域までとのこと。

サヨリの特徴

サヨリの体の色は銀色であり、背側だけ緑色を帯びています。また、長く伸びた下顎の先端は鮮やかな赤色をしており、この色は死んでしまうと褪せてしまいます。

下顎が伸び始めるのは2.5cm程度まで成長した頃であり、全長が大きくなるより先に下顎の方が成長するそうです。次第に体の他の部分も成長が追いついき全長27cm程度が成魚で、よく知るあのプロポーションになります。サヨリの全長は30程度で、最大の個体でも40cm程度です。

海面近くを群れで泳ぐ魚で、危険を感じると海中から空中にジャンプします。

サヨリの生態

サヨリの産卵期は4月中旬~8月中旬の春から夏にかけて。産卵は、群れで藻場に入り込んで行います。糸のような外見の卵の大きさは直径2.2mm程度と大粒。卵は粘着糸で海藻や海草に絡み付けて固定します。

サヨリの釣り・餌・漁獲法

サヨリは巻き網、刺し網などで漁獲されるが、獲れる量は多くはないようです。釣りの対象としても好まれており、関東ではウキ釣りやフカセ釣り、関西ではシモリや、連タマと呼ばれる仕掛けがよく用いられています。海面近くを泳ぐため、海面近くにいる動物プランクトンや、浮遊している海藻の断片が主な餌となります。

サヨリの釣り時期

サヨリは春から秋にかけて漁獲される魚です。

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サヨリの旬・食材情報

サヨリは白身の高級魚のひとつとして扱われています。大型魚は「超」高級魚として扱われており、時に「カンヌキ」と別称で呼ばれています。サヨリは、旨み成分が豊富で、高タンパク、低脂肪、低カロリーかつ非常に美味。

他の魚と比べて消化もしやすいため、病気の人や高齢者も食べやすいタンパク源となります。サヨリには、特に亜鉛が多く含まれており、亜鉛には味覚を正常に保つ働きがある他、インスリンの合成の促進や、有害物質の排出をスムーズにする働きがあります。

サヨリの旬

おいしい旬は3月から4月にかけてとされています。産卵期の4月から5月になると卵巣、白子が発達する代わりに脂が落ちてきてしまうようです。そのため、味が良いのは産卵前までの3月から4月と言われています。

サヨリの美味しい食べ方、レシピ

サヨリは上質な白身魚だが、青魚のような旨味も持ち合わせています。皮目にも独特の風味があるため、皮ごと焼くととても美味しい魚です。

生で食べても旨味が強いため、新鮮なものは刺身にして食べるのがおすすめ。素材の味で十分な旨味があるため、ソテーなどのように味つけをする料理だと味が濃くなり、向いていません。刺身、寿司、天ぷら、塩焼き、干物、吸い物、など薄い味付けで食べると美味。

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