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ウッカリカサゴ|学者でも"ウッカリ"見間違えた"カサゴ"?見分け方も紹介!

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長らくカサゴと同種とされていましたが、1978年にソ連の魚類学雑誌に新種として報告されました。発表当初はウッカリカサゴを別種とする有効性を疑問視する研究者もいたようですが、2001年の東シナ海におけるカサゴ属全3種について行われた研究で、遺伝学と形態学の手法を併用することで3種が区別可能であるとされました。

ウッカリカサゴの名前の由来

うっかりカサゴと見間違えてしまう見た目をしていることから「ウッカリカサゴ」と名付けられました。命名者は魚類学者の阿部宗明であり、マスコミのインタビューに対し「日本の魚類学者が(本種とカサゴとの違いに)気づかずうっかりしていたため、ウッカリカサゴと命名した」と答えています。

地方名は島根県で「オキボッコ」、高知県で「ホゴ」、山口県で「ボテコ」などがあります。そのほかには「カンコ」「ボウチョウカサゴ」「ビックリガシ」などの地方名が存在します。

英語名は「Yellowbarred red rockfish」です。

ウッカリカサゴの生息域

ウッカリカサゴは宮城県以南、東シナ海。朝鮮半島南部。山陰などに生息します。九州地方で水揚げされることが多く、特に長崎県や福岡県が産地として知られています。水深30~150cmの岩礁地帯に生息します。

大型の個体は沖合いの深場に生息することが多いようですが、浅場でも見られることができます。

ウッカリカサゴのの特徴


写真:左からウッカリカサゴ、カサゴ、アヤメカサゴ

体型は紡錘形でやや側扁しており、頭が非常に大きいです。体色は橙から赤褐色など生息地によって異なり、水深の深いところに生息する個体は赤みが強いことで知られています。体表には白い斑点が散在し、暗色の縁取りがあります。

繁殖期は3月から5月で、卵胎生であることで知られています。成熟すると体長は40cmほどに達します。

ウッカリカサゴとカサゴの見分け方

名前の通り、カサゴと見分けにくいことで知られていますが、主に3点ポイントを押さえればあなたもカサゴとの見分けることができるようになります。

特徴 ウッカリカサゴ カサゴ
胸ビレの軟条数 18~20本 17~19本本
体表の斑点 暗い色の縁で囲われている白い斑点が背にある 斑点なし

体色で判断することも可能だが、浅場にいるウッカリカサゴの色合いはカサゴと見分けるのが難しいため、一番わかりやすいのが背の斑点。迷ったら迷わず背の斑点を確認してみましょう。

ウッカリカサゴの漁獲法

ウッカリカサゴをメインとして釣りが行われることは少なく、マダイ釣りの外道として知られています。そのため、マダイ釣りの主な釣法であるタイラバを用いた船釣りによって釣ることができます。

タイラバとはタイを釣ることを目的にに作られたルアーです。ルアーを落とし、リールで巻き取るという非常に単純な操作の釣法のため初心者でも挑戦しやすいのが特徴。鯛を狙っているついでにウッカリカサゴも釣り上げてみましょう!

主な漁獲法は底引き網漁です。

ウッカリカサゴの釣り時期・生息ポイント

年間通して釣ることができますが、低水温を好む傾向にあるため、10~5月ごろが釣りに適した時期です。

ウッカリカサゴの餌

肉食性で小魚や甲殻類、多毛類、イカ類などを捕食します。

また深海に落ちてきた鯨の死骸を中心に形成される鯨骨生物群集の一員となることもあり、鹿児島県野間岬ではマッコウクジラの死体に群がるウッカリカサゴが確認されています。

ウッカリカサゴを釣った後に気を付けたい事

ウッカリカサゴはカサゴと同様、背ビレが非常に鋭いため、触れないように注意しなければなりません。毒性や寄生虫の危険は特にありません。

ウッカリカサゴの食べ方

ウッカリカサゴは全国的な流通量は少ないものの、身は透明感のある白身で、淡白で食べやすいことで知られています。特に鍋物にすると美味しく、身離れの良い身と良い出汁のでるアラの旨味を存分に堪能できます。肝や胃なども大変おいしいです。

煮付けや塩焼きにしても美味しく、様々な料理法に適した魚です。刺身にしてもコリコリとした食感を楽しむことができ美味しいです。

ウッカリカサゴのおいしい旬

おいしい旬は秋から冬です。

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