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学者でもカサゴと見間違えた「ウッカリカサゴ」生態や特徴など

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ウッカリカサゴの分類と学名

ウッカリカサゴはカサゴ目メバル科に属する魚です。

その他カサゴ目メバル科に属する魚

ホウズキ。カサゴやアヤメカサゴなどのカサゴ属、アコウダイ、アカメバル、ウスメバル、クロソイなどのメバル属、ユメカサゴや沖カサゴなどのユメカサゴ属。

ウッカリカサゴと似た魚の見分け方

名前の通り、カサゴと見分けにくいことで知られていますが、主に3点の見分け方があります。

・1点目は胸ビレの軟条数です。
ウッカリカサゴが軟条数が19本であるのに対し、カサゴは18本であることから見分けられます。

・2点目は体色です。
先述したようにウッカリカサゴは赤褐色や橙色ですが、カサゴよりも明るく薄いぼんやりとした色合いであることから判別可能です。

・3点目は体表の斑点です。
ウッカリカサゴによく見られる白い斑点はカサゴにはなく、この違いによっても見分けることができます。

ウッカリカサゴのの特徴


写真:左からウッカリカサゴ、カサゴ、アヤメカサゴ

体型は紡錘形でやや側扁しており、頭が非常に大きいです。体色は橙から赤褐色など生息地によって異なり、水深の深いところに生息する個体は赤みが強いことで知られています。

体表には白い斑点が散在し、暗色の縁取りがあります。

長らくカサゴと同種とされていましたが、1978年にソ連の魚類学雑誌に新種として報告されました。発表当初はウッカリカサゴを別種とする有効性を疑問視する研究者もいたようですが、2001年の東シナ海におけるカサゴ属全3種について行われた研究で、遺伝学と形態学の手法を併用することで3種が区別可能であるとされました。

繁殖期は3月から5月で、卵胎生であることで知られています。成熟すると体長は40センチメートルほどに達します。

ウッカリカサゴのの釣り時期・生息ポイント

ウッカリカサゴは宮城県以南、東シナ海。朝鮮半島南部。山陰などに生息します。九州地方で水揚げされることが多く、特に長崎県や福岡県が産地として知られています。水深30~150メートルの岩礁地帯に生息します。

大型の個体は沖合いの深場に生息することが多いようですが、浅場でも見られることができます。年間通して釣ることができますが、低水温を好む傾向にあるため、10~5月ごろが釣りに適した時期です。

ウッカリカサゴのの餌

肉食性で小魚や甲殻類、多毛類、イカ類などを捕食します。

また深海に落ちてきた鯨の死骸を中心に形成される鯨骨生物群集の一員となることもあり、鹿児島県野間岬ではマッコウクジラの死体に群がるウッカリカサゴが確認されています。

ウッカリカサゴのの漁獲法

ウッカリカサゴをメインとして釣りが行われることは少なく、マダイ釣りの外道として知られています。そのため、マダイ釣りの主な釣法であるタイラバを用いた船釣りによって釣ることができます。

タイラバとはタイを釣ることを目的にに作られたルアーであり、ウッカリカサゴはこれによく食いつきます。ルアーを落とし、リールで巻き取るという非常に単純な操作の釣法のため初心者でも挑戦しやすいです。主な漁獲法は底引き網漁です。

ウッカリカサゴのを釣った後に気を付けたい事

ウッカリカサゴはカサゴと背ビレが非常に鋭いため、触れないように注意しなければなりません。毒性や寄生虫の危険は特にありません。

ウッカリカサゴののおいしい旬

おいしい旬は秋から冬です。

ウッカリカサゴのの食べ方

ウッカリカサゴは全国的な流通量は少ないものの、身は透明感のある白身で、淡白で食べやすいことで知られています。特に鍋物にすると美味しく、身離れの良い身と良い出汁のでるアラの旨味を存分に堪能できます。肝や胃なども大変おいしいです。

煮付けや塩焼きにしても美味しく、様々な料理法に適した魚です。刺身にしてもコリコリとした食感を楽しむことができ美味しいです。

ウッカリカサゴのの名前の由来

うっかりカサゴと見間違えてしまう見た目をしていることから「ウッカリカサゴ」と名付けられました。

命名者は魚類学者の阿部宗明であり、マスコミのインタビューに対し「日本の魚類学者が(本種とカサゴとの違いに)気づかずうっかりしていたため、ウッカリカサゴと命名した」と答えています。

地方名は島根県で「オキボッコ」、高知県で「ホゴ」、山口県で「ボテコ」などがあります。そのほかには「カンコ」「ボウチョウカサゴ」「ビックリガシ」などの地方名が存在します。

英語名は「Yellowbarred red rockfish」です。

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