【うおとぴ】魚の釣り方から捌き方・料理・おいしい食べ方まで日々配信

魚とぴ(うおとぴ)では釣り、鮮魚、捌き方、料理をめぐる魚に関する情報を発信。

ヤマメ飼育|ヤマメを水槽で飼おう!必要な物や育て方の紹介!

更新日:

ヤマメ トップ 

渓流の女王とも呼ばれる山女(ヤマメ)。釣りの対象としても、食材として、人気の高い川魚です。パーマークや、体表の薄いピンクが美しいということで、飼育対象としての人気も博しています。綺麗な水流域に棲む、ヤマメを水槽で飼育する方法や必要なものを紹介いたします。

飼う前にヤマメについて知ろう!

ヤマメ 特徴

ヤマメはサケ科の渓流魚で、冷水域の川の中流から上流部に分布しています。イワナと棲み分けを行う魚で、イワナの生息域にはヤマメは存在しません。ヤマメは、準絶滅危惧にも指定されており、生活環境の保全が呼びかけられています。

ヤマメの持つ生活型に注目!

ヤマメの属する、サケ科の魚の生活型は「降海型」と「陸封型(河川残留型)」の2種に分かれます。それぞれの違いや特徴とは何でしょうか?

降海型

サクラマス

降海型(こうかいがた)とは、河川や湖で生まれた後に海に下り、成長します。産卵期を迎えると、故郷の川に帰ってくる性質を持つ魚です。ヤマメの場合、降海型の性質を持つ魚はサクラマスと呼ばれています。

まったく外見が違うため、同じ魚だということを知らない人は多いのではないでしょうか。

▼サクラマスの詳しい生態についてはこちら▼

陸封型(河川残留型)

陸封型(りくふうがた)とは、降海型とは対照的に、一生を川や湖で過ごす生活型のことです。

ヤマメの性質は陸封型なので、生活環境の川と似せた環境を作り上げてしまえば、水槽での飼育も可能ということが分かりますね。

ヤマメの入手方法

自然の個体を釣る

ヤマメ 釣り

ヤマメは、河川の中流から上流域に生息しています。日本全国の河川に生息しており、渓流釣りの定番ですので、自然の個体を釣ることは難しすぎることではありません。ミャク釣りやテンカラ釣りで釣ることができます。

ヤマメは絶滅危惧種にも指定されている魚のため、時期や場所によっては禁漁期間を設けています。釣りにお出かけになる前に必ず確認するようにしましょう。

管理釣り場で釣る

ヤマメ 管理釣り

ヤマメは管理釣り場で釣ることができます。管理釣り掘りでは、放流されている魚の名前が公開されているので、事前に調べてからヤマメを扱っている場所に行けば間違いないでしょう。

※釣った魚を生きたまま持ち帰りが可能なのかは、予め釣り場の管理者に問い合わせましょう。

ヤマメを釣るときの注意!

できるだけ魚を傷つけないためにも、釣り針は、バーブレスフック(かえしのない釣り針)を使用しましょう。釣った後は、魚体を素手で触れないよう注意しながら、すぐにクーラーボックスに入れ、酸欠にならないように酸素発生剤を設置しましょう。

釣ったあとは時間との勝負ですので、ヤマメが弱ってしまう前にすみやかに帰りましょう!

オーナー(OWNER) SBL-55M シングル55バーブレス(ミノー用)
針に返しがないので魚を傷つけません。
ニチドウ O2ストーン 12時間型
水に入れると酸素を12時間発生してくれる優れもの!魚の持ち帰りに便利

通販で取り寄せる

ヤマメ 通販

amazonや楽天などの一般のネットショッピングや、渓流魚を取り扱う養殖所で、幼魚を購入することができます。これが一番手っ取り早い方法ですが、生き物が宅配で送られてくるため、死着などのリスクを懸念しなければなりません。そういったトラブルを防ぐためにも、出来るだけ早く確実に荷物を受け取る必要があります。

ペットショップや熱帯魚専門店で購入

ヤマメ ショップ

こちらは確実な方法で、死着などのリスクが低い上に、個体の体色や健康状態など見て選ぶことができます。さらに、魚に詳しい店員さんに育て方のコツなどを教えてもらうこともできるかもしれません。ヤマメを取り扱っている店舗があるかどうかを予め確認する必要があります。

ヤマメの飼育に必要なアイテム

1.水槽のサイズ

ヤマメは最大でも体長40cm程度にしか育たない、渓流魚としては小さい種類です。さらに、ヤマメは縄張り意識が強いため、単独飼いをお勧めします。

上記の点から考えて、水槽の大きさは60~90cmの水槽で問題ないでしょう。

寿工芸 コトブキ レグラスR-600S
幅60cm×奥行き30cm×高さ36cmの水槽。曲げグラス加工で水槽を広く見せることができます。
ジェックス グラステリアスリム600 6点セット水槽
幅60cm×奥行き20cm×高さ25cmの水槽。濾過フィルターがセットになってます

▼大きめの90cmの水槽はこちら▼

寿工芸 レグラス R-900L オーバーフローセット
幅90cm×奥行き45cm×高さ45cmの大型水槽。フレームがないので部屋に馴染みます
コトブキ工芸 水槽 KC-ワイド900 ブラック
幅90cm×奥行き30cm×高さ36cmの水槽。コスパを重視するならこちらがおすすめ。

2.クーラーで徹底した温度管理を

ヤマメ 温度管理

ヤマメは、冷たい水を好む魚のため、クーラーと水温計は必需品と言えるでしょう。飼育の際は水温を20度前後に保つように心がけましょう。

水槽用のクーラーには、冷却ファン式、ペルチェ式、チラー式といった冷却方法(構造)が違う商品がいくつかありますので、お好みのものを取り入れましょう。

冷却ファン

扇風機のようにファンを回転させ、水槽の海面を蒸発させて冷却する仕組み。扱いやすく電気代も安く抑えることができる。ただし細かい水温設定ができず、3℃ほどしか水温は下げられない。渓流魚には不向き。

ペルチェ式

水を循環させながら冷たい水を供給する仕組み。冷蔵庫と同様の仕組みで水温を下げる。コンプレッサーを使用しないので稼働音が静か。こちらも小型水槽に適しており、60cmの水槽なら適応する。

ゼンスイ 小型ペルチェ式クーラー
60cmまでの水槽に適用する小型クーラー。稼働音が静かなのが特徴的

チラー式(コンプレッサー式)

ペルチェ式と同様の仕組みで冷却する。安定した温度管理が大きな水槽でも可能。但し、高性能かつ稼働率も高いため維持費や初期費用も高くなります。

90cmの大きな水槽で飼育する際は、もっとも冷却能力が高く大量の水が冷やせるチラー式のクーラーがオススメです。

ゼンスイ ZC-1000α 海水・淡水兼用
チラー式のクーラー。大きな水槽でもしっかり冷やせます。

冬にはヒーターを取り入れよう!

冷たい水を好むヤマメでも、極端に冷たすぎると元気がなくなってしまいます。冷えすぎてしまうことが心配なら、ヒーターを取り入れてください。

水温の管理は必ず水温計を使って行うようにしましょう。部屋の冷房が効いてて人間は涼しくても、水槽の水温は意外と高かったりするものです。逆に、冬に冷えすぎてしまうということも考えられるため、水温計を確認する習慣をつけましょう。

スミス(SMITH LTD) 温度計 水温計 127mm
金属製のカバーに包まれているためとても頑丈です。

3.「エアレーション」で快適な環境作り!

ヤマメは水流の多い場所に住むため、酸素の多い環境を好みます。酸素エアレーションを導入し水を循環させることで水中の溶存酸素量を増やしたり水質悪化を防でくれます。

エアレーションの種類は豊富で、濾過用のワタ入りのブクブクがでるエアーポンプや、水槽上部にかけて水流を作るフィルターや底砂の下に敷く底面フィルターなど様々なデザインのものがあります。水槽のサイズと雰囲気に合わせて自分の好みのものを選んでも問題ありません。

初めてエアレーションを購入する方は、予めセットになっているものを購入することをお勧めします。

charm(チャーム) 90cm水槽用エアレーションセット
90cmの水槽に対応。チューブや逆流防止弁も付属しているため届いたらすぐ使えます。
charm(チャーム) 60cm水槽用エアレーションセット
60cmの水槽に対応しているエアレーションセット。届いたらすぐ使えます。

4.水草やソイルで環境と雰囲気をつくろう!

水草やソイル(底砂)があることで、溶存酸素量の増加、バクテリアが定着しやすくなるので、水質悪化を防いでくれます。さらに、砂利で雰囲気づくりをすることもできるので進んで取り入れましょう。

水槽内でも身を隠したり落ち着ける場所を作るために、洞窟状の石や置物を入れてもいいでしょう。

charm(チャーム) 渓流砂 No.2 (1kg) 粒径1~2mm程度
渓流魚が好む渓流砂。群馬県から採取した天然のものです

5.水質に気を使おう!

ヤマメ 水質

水槽の水替えは、頻繁に行いすぎると、ヤマメにストレスがかかってしまいます。できるだけ水替えの回数を少なく済むよう、水槽の水を濾過するフィルターを導入して普段から水質が悪化しないような環境作りをしましょう。

薬剤タイプのバクテリア添加剤や、バクテリアの含まれた水質調整剤やなどがありますが、川魚は、タフな個体が多いため必ずしも必要なわけではありませんので、お好みでご購入ください。水質調節材などを選ぶ際は淡水魚用のものを選ぶようにしてくださいね

エーハイム プロフェッショナル 濾材付スターターキット 50/60Hz共通 淡水・海水両用
フィルターの掃除が簡単にできる優れもの。電圧は50hzと60hz両方に対応しています。
テトラ  バリューEXフィルター VX-75
コスパを重要視するならこちら。90cmまでの水槽に対応しています。
テトラ (Tetra) オートワンタッチフィルター AT-75W
水流タイプのフィルターです。渓流魚が好む環境に近づけることができます。60~75cmの水槽に適しています。

6.水流を作って川の環境に近づけよう

中流から下流に生息するヤマメは、水流を好みます。水流を作る機械などを導入して、ヤマメが好む環境を作りましょう。

カミハタ リオ プロップ 1000 (50HZ) 4W
水流を作ってくれます。マグネットで装着するタイプのため、好きな箇所につけれます。

ヤマメの育て方

ヤマメの餌に適しているものは?

ヤマメは魚食性が強い魚で、特に天然の個体だと活餌を好む傾向があります。活餌の他にも、釣りで使う渓流魚のエサ、観賞魚のエサなどの淡水魚用の人工飼料でも問題はありませんが、好みに個体差がありますので、個体に合わせて好むものをあげてください。

水替えの際の注意点

水替えの際は、「カルキ(塩素)」抜きを必ず行うようにしてください。

水道水にはカルキが含まれており、その殺菌効果から魚の体を傷つけてしまうこともあります。市販のカルキ抜き薬剤や、カルキを抜く効果のある浄水器などを用いてカルキ抜きをした水を使うようにしましょう。

ヒカリ (Hikari) 液体カルキぬき 500ml
コスパを重要視するならこちら。90cmまでの水槽に対応しています。
タニタ 残留塩素チェッカー
カルキ抜きをしたら残留塩素を測りましょう。

水替えは一度にすべての水を替えてしまうと水質の急激な変化により、ヤマメにストレスを与えます。その上、繁殖したバクテリアもリセットされてしまうので、月に2回、水槽の水の3分の1を取り換えるようにしましょう。

底に沈殿したフンや餌が気になる場合は、スポイトや網を使って、適宜すくうようにしてください。そのときはヤマメを刺激しないように優しく行いましょう。

水槽にコケが生えてしまったときは?

水槽にコケが生えてしまうほど汚れてしまったら、水槽そのものの掃除が必要になります。

その際はヤマメにストレスを与えないように水槽内の水ごと他の容器に移しましょう。綺麗にした水槽に戻す際にもヤマメを移した容器と同じ水温になるように設定し、水温に慣れさせてから戻しましょう。

水温や環境の急激な変化はストレスとなりますので、頻繁に掃除や水替えを行わなくても大丈夫なよう、普段からクーラーやエアレーションで環境を整えるように努めましょう。

まとめ

ヤマメの飼育にあたっての必要なものや飼育方法などについてご紹介いたしました。

育て方のコツとしては、冷たい水と綺麗な水を好む魚のため水質と温度の管理は徹底するということ。日頃からの温度チェックや水槽の細めな掃除などを欠かさず行い、愛情いっぱいにそだててあげましょう。

自分の水槽で成長するヤマメを見ると、自然と愛情も湧いてきますよ。

-ヤマメ
-,

横スクロールしてください

Copyright© 【うおとぴ】魚の釣り方から捌き方・料理・おいしい食べ方まで日々配信 , 2019 All Rights Reserved.