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魚なのに、まばたきをする!?ユメザメの特徴や生態をまとめてみた!

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ユメザメ 水族館

吸い込まれそうなコバルトグリーンの眼が美しい深海に生息するユメザメ。魚では珍しい瞼(まぶた)を持っているのも特徴的です。体型は細長くシャープなフォルムをしており、コバルトグリーンの眼と合わせて一風変わったその姿は一部の層から支持を得ています。

多くの謎を持つ深海魚にロマンを感じずにはいられませんよね!この記事ではコバルトグリーンの眼を持つ深海ザメの「ユメザメ」の意外な生態や特徴などをご紹介いたします。

サメなのに?英語名では「荒れた肌の犬魚」

ユメザメ dogfish

英語名では「Roughskin dogfish」と呼ばれています。サメなのに何故「dog fish(犬魚)」なのでしょうか。

そもそも英語圏では、ユメザメやホシザメなどの深海ザメに分類される魚は、「dogfish」や「spurdog」と呼ばれています。

深海ザメ類の「dog」というのは、深海サメの仲間は鋭い犬歯状の歯を持つことから派生しているようです。

ユメザメの名前の由来がロマンチック!

ユメザメの名前は、眼から由来しています。ユメザメは魚には珍しく、瞼(まぶた)を持っており、目を瞑ることができるのです!

瞼を閉じている姿がまるで夢を見ているように見えるということから「夢鮫」と呼ばれています。

ユメザメの特徴

コバルトグリーンの瞳が印象的なユメザメは、黒くザラザラとした鱗の「鮫肌」を持つ深海魚です。

魚には珍しく瞼を持っており、眼をつむることができます。まばたきをする映像が話題になったりとユメザメは深海魚ファンのなかでも密かな人気を博しています。

体長は70~100cmほど。最大でも120cm程度の大きさと考えられており、サメの仲間としては少し小さめのようです。

かわいらしいと好評のユメザメですが、「サメ」と呼ばれるに相応しく、ナイフのように鋭い犬歯状の歯を持っています。

コバルトグリーンの瞳の秘密とは?

深海ザメを始め、深海に生息する魚の中には「タペータム」とよばれる、反射板のようなものを網膜の裏に持っている種類がいます。ユメザメもタペータムを持つ魚で、それにより深海のわずかな光を吸収して周囲を見ることができるのです。網膜に入った光線が、タペータムに反射し、よそからは眼が光って見えるという仕組みのようです。

身近な魚で例えれば、キンメダイの眼もタペータムによって金色に光って見えるのだそう。

肝油サプリの正体は深海ザメ!

ユメザメ 肝油

ユメザメは大きな肝臓を持ち、肝臓から肝油が抽出されます。

この肝油は、サプリメントの成分として活用されているようです!

ユメザメの仲間と似た深海ザメの見分け方

ユメザメと同じツノザメ目オンデンザメ科に属する魚は、オンデンザメです。

まるでゴジラ?よく似た魚のオンデンザメの見分け方!

ユメザメは、ヨロイザメ(ツノザメ目ヨロイザメ科)とよく混合されます。どちらも特徴的な色の瞳をしているので、初見では見分けるのが難しそうですね。

特徴 ユメザメ ヨロイザメ
顔の形 鼻の先と目の距離が長く、顔が尖っている。 鼻の先と鼻の距離が短く、小顔で鼻先が丸い。
手前の背びれの1本目に棘がある なし

鼻先が尖っているものがユメザメ、丸っこいのがオンデンザメということですね。さらに、ユメザメには第一背鰭の前縁(一番手前の背びれの1本目)に棘があるようです。

ユメザメの釣り時期・生息ポイント

ユメザメは大陸棚の水深400~1000mあたりに生息しています。特に太平洋の温帯域や熱帯域を好むとされており、海外ではオーストラリア南部やニュージーランド、ペルー中部やメキシコ湾などに多く生息しています。

日本の市場ではあまり見かけない魚のため、日本にも生息するのだろうか?と疑問に思うところですが、相模湾(神奈川県)や駿河湾(静岡県)、沖縄諸島で生息が確認されています。

深海の謎の宝庫、駿河湾!

過去に駿河湾では、生きたユメザメが瞬きをする瞬間が撮影され、深海ザメファンの中では大きな話題となりました。

余談ですが、深海生物がたくさん獲れる駿河湾にはユメザメの他にもっと珍しい巨大深海魚が潜んでいるのではないか…。とも噂されています

ユメザメはどうやって捕獲されるの?

底引き網

日本では深海サメは肝臓から肝油が採取できるため、底引き網等での漁獲対象魚にもなっているようですが、ユメザメを狙った専門的な漁獲法は現在のところ確率されておらず、底引き網等で水揚げをした際にうっかり混ざってしまうことが多いようです。

海外の一部地域では「ペスト(やっかい者)」と呼ばれており、水揚げされた網のなかに、ユメザメやその他深海ザメが混ざっていると「またこいつか?勘弁してくれよ!」という扱いを受けてしまうんだとか。

ユメザメの歯や棘に注意!

これといった毒や寄生虫は確認されていませが、鋭い歯を持っているため、生きている状態で遭遇した際は噛まれないように注意を払う必要があります。

一般的なイメージの「サメ」のように気性が荒く狂暴という訳ではありませんが、ナイフのように鋭い歯はやはり「サメ」です。噛まれてしまえば、恐ろしいことになるのは想像できますよね。

さらに、第一背鰭の前縁(一番手前の背びれの1本目)に棘を持っています。歯に注目しがちなのですが、この棘も刺さるとかなり痛そうですね。

ユメザメは食べれるの?

ユメザメ身は白身でタンパクな味わいとされています。

日本では食用の魚として好まれて市場に出回ることは滅多にありませんが、魚肉練り製品の原料として使われています、オーストラリアやヨーロッパではムニエル風のソテーにしたり、白身魚のフライのように揚げて食べられているようです。

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